2010年06月27日

棚田の水管理の難しさ

IMG_3346.JPGIMG_3348.JPGIMG_3347.JPG


 棚田の水管理の難しさがここへきていろいろ弊害を生み始めています。10枚あるうちの8枚が一つの水路から順次下へ流れてい行くシステムになっていますが、案の定、今年複田した棚田なので粘土分がなく、ざる田になってしまっています。まあそれだけではありませんが、目に見えないところで相当ロスしている水があります。
 一番下の田に水をやろうとすると一番上の田は深くなりすぎ、さらに水温が低い状態になってしまいます。やはり一番上は最初から水溜めにしておいた方が良かったようです。

 水が抜け土が現れたところは雑草の芽が出は始めます。全体としてはほぼ水田の雑草はなく、今年は除草は楽そうですが。これからのことを考えると田の水管理、圃場の平均化は作業としていろいろ工夫が必要です。

 もうひとつ写真で見るように小バエ?のよなものが水面に浮いていますがこれはおそらく土の状態が良くない現れなのでしょう。
 
 耕運の時期が悪かったと推測しています。いつもは船原方式で田植え直前に田起こしをするのですが、いろいろ水の溜まり具合等を見る必要の為に2週間前から起こし始めました。これが良くなかった。以前に炭素循環を説いてあるいる方に見ていた時に、(5月の連休中に)「すぐにあら起こししなさい」と言われたいたのですが、クローバーの種を取る関係でぎりぎりまで起こさない選択をしました。けれど結果中途半端に早くやってしまったので、草が分解しきれないうちに水が入り腐敗してしまったのです。

 粗起こしをいつやるかのタイミングの重要さを改めて感じました。そして水の周りが入り口と出口の関係で良くないので隅の方で水が滞るところが出てしまい、ますます腐敗が進んでしまう危険があります。流し水はしたいが水温が低い。そして一番下は水は来にくい、水位は下がりやすいときていますから、ここらで水路の再整備をするしかないようです。

兎に角一筋縄ではいかない田んぼです。先人の苦労もよく分かりました。
posted by 水土の考現者 at 16:18 | TrackBack(0) | 田んぼや畑